2010年01月26日

商取引には「売り手の事情」と「買い手の事情」があるものです。

私が在籍していた当時、損保会社で「優秀」と呼ばれる社員(特に営業部門)はマイカーを車検に出すことはありません。車検の時期には新車に買い換えるからです。3年ごとに場合によっては毎年車を買い替えているやつもいます。これは損保社員が車好きのやつは多いからではなく、新車を買う必要に迫られているからなんです。損保の売上の半分は自動車保険で、自動車保険の取り扱いが多いのは新車ディーラーのため、各社が自社のシェアアップのため「販売協力」をするわけです。当時「車販ポイント」と呼ばれ営業社員の評価項目でもありました。

で、私も当時はよく販売協力をしていましたが、車の購入時期は年末に行っていました。3月末や12月末などは四半期ごとの〆の為ディーラーも値引きやらオプションやらのサービスをしてくれるからです。したがって売買契約書の締結やら車両代金の振込みなどは年内に行いますが、自動車の登録は年末には行いません。翌年1月登録をお願いいたします。車は買ったその日から「中古車」になるわけですが、12月登録だと1ヶ月足らずで「1年落ち」となり、売却時不利だからです。


「小沢土地問題」にかかわる購入時期と登記時期のずれを見て、これとよく似ているなーと思いました。

土地などの不動産は「固定資産税」が課せられます。これは1月1日時点での土地の所有者が課税対象となります。また、更地は建物付の土地と比べて税率も高いのです。
そこで小沢氏側は固定資産税の節税のため登記時期を1月にずらしたんではないかと・・・。10月に「購入」し、翌年1月に「登記」した理由はこれではないかと思います。小沢氏とすれば賃貸よりも所有不動産のほうがコストがかからないと判断しているわけですが、不動産所有の唯一のコストは「固定資産税」なんです。更地を購入して建物を建てるわけですが、10月の購入だとすると年内の建物の完成・登記は間に合わない可能性が高く、そのまま登記すれば高い税率になる。しかし、「売り手」とすれば早く「現金化」したい事情が10月にあったのかもしれません。したがって、このコストを先送りすることは合理的な「買い手」の知恵だったのかもしれません。



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2010年01月21日

業界のジョーシキは世間の非常識!?

その昔、「自動車保険」「火災保険」「傷害保険」は全損保会社(当時25社ほどあったでしょうか?)が「同一約款」「同一保険料」で販売していました。当時はこれら商品が「独禁法除外」だったからです。いわゆる「護送船団方式」ってやつで、当時は「五社会」ってのがあって業界の情報交換という「談合」みたいなもんがありましたなー。また、自動車・火災・傷害の三商品は「料率算定会」という業界団体が保険料を決定していました。
まあ、当時の損保社員って言うのは「保険商品は各社横並びで当然!!!各社の同じ保険料で販売するものだ!!!」と思っていたもんです。

50年ぶりという平成8年の保険業法改正後に業界(五社会など)で両立を統一している機械保険は独禁法違反!ということが起きました。どういうことかといいますと「独禁法除外」は自動車・火災・傷害の3商品だけであり、他の保険商品は独禁法除外では無かったのです。しかし当時損保業界に身をおいていたものは「各社同じ保険料」がジョーシキだったのでショーゲキ的な事件だったのです。

そんな古きよき時代も過ぎ去り、20何社あった損保会社も三大メガ損保で85%のマーケットシェアを迎える時代になりました。
損保契約は海上保険を除いて午後4時から保険が始まり午後4時に保険期間が終了するのですが、その昔損保会社は4時に仕事が終わりみんな麻雀をやっていたほど楽な商売だったという名残だ!と言う説も流れているぐらいでした。


今でも楽な稼業の代表として新聞業界と言うのがあるのですが、この業界も独禁法除外商品ですね。また、「記者クラブ」という「料率算定会」みたいな「横並び制度」があるのも「4時に仕事が終わっていた損保業界」と近いものがありますね。


今朝のラジオにジャーナリストの板垣英憲さんが電話で出演していていわゆる「関係者によると」の「関係者」について話されていました。彼が浦和地検担当時、記者クラブで次席検事との懇話会が設定されており、そこで情報収集すると解説されていました。まあ、記者クラブを構成する役人・記者にしてみればこれは「慣例」と言う名のジョーシキですが、我々他業界からしてみればコレこそが「リーク」も現場ではないかと思いますが…

やはり保護されている業界というのはジョーシキが非常識、つまり一般社会とは感覚がかけ離れているなーと思いながら出勤した暖かい朝の日でした。



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2010年01月19日

親は無くとも子は育つ! 小沢無くても…!?

この週末は野球の初練習、ソフトボールの初試合にあわせて久しぶりの12キロのジョギングで全身筋肉痛の週始めになりました。(^^ゞ

さて、先週末と言えば「現職国会議員の逮捕」というビックニュースが飛び込んで来ました。新聞・テレビは「小沢特需」といったところですか(笑)

私もわざわざ録画してまで「サンプロ」を見てしまいました。(^^ゞ

また、土曜日開催された民主党党大会では小沢幹事長は「検察と戦う!」と宣言。

波乱の国会も開幕し、民主党内では「特捜のリーク」を追及する組織や「不当逮捕」を追及する組織も立ち上げられました。


当の小沢氏本人が事情聴取に応じるとの新聞報道も…
鈴木宗男氏による「事情聴取は儀礼的なもので逮捕の為の儀式」との指摘を考慮すると小沢氏側は逮捕の覚悟ができているのかも…

ただ「小沢逮捕」のあとには、反民主が考えるような「小沢が束ねたモザイク政党民主党は瓦解する」は起こらないと思います。民主党にしてみれば小沢氏は実力者にはちがいないのですが「外様」なんですね。

やはり民主党の扇の要は鳩山・菅でしょう。

また民主党のマニフェストも小沢代表時代に作成されたものであり、議員立法の国会改革法案の成立の目処が立てば、小沢氏は政治家として満足でしょう。

したがって「検察による小沢不当逮捕」が一種の弔い合戦となり参院選で勝利できると踏めば、小沢氏側は逮捕されてもダメージはないともかんがえられます。

衆参ともに民主党磐石となったところで、自らが被告となるリスクを抱えながらも法廷で検察と戦うのかもしれません。




とここまで書きましたが、やはり小沢さんは事情聴取を受けないというのが私の正直な予想です。(^^ゞ






posted by 質素な保険屋 at 09:29| Comment(0) | TrackBack(2) | このろくでもない、すばらしき世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする